〜モビリティハウスの活用術:事務所編〜 支店開設や増設に最適!!
モビリティ・ハウス(トレーラーハウス)は「車両」という特性を活かしてスペースがあればどこでも簡単に設置することができます。
この特性を活かして今回ご紹介する活用術は事務所!
事務所と聞くと皆さんどんなものをイメージするでしょうか。都市部であれば立派な100m, 200m級の高層ビルであったり、駅前に建つ中型ビル群などを思い浮かべる方が多いと思います。地方部であれば、中層の立派な自社ビルでしたり、工場や倉庫の一部を事務所にしたものもよく見かけますね。いずれにしろ立派な「建築物」です。
そんななか「車両」であるモビリティハウスが事務所・オフィス機能を有することが果たしてできるのでしょうか。今回はモビリティハウスで事務所を作ることのメリットや使い方などを紹介していきます。
事務所の各機能を組み合わせて構成することで柔軟にニーズにお応えできます
さて、モビリティハウスをどのように事務所として使うのかを考えるにあたり、まずは事務所を機能別に分けてみましょう。
<事務所を構成する機能>
・執務室
・会議室、応接室
・受付
・給湯室
・トイレ
・倉庫
ざっと挙げるとこれだけの事務所にはこれだけの機能がありますが、単体で見ていけば電気も水道も引けるモビリティハウスはどの機能も十分に対応可能です。モビリティハウスの標準形では2m×5m, 7mのハコですので、その中に自由にものをレイアウトすることができます。
ただ、「建築物」に比べれば1回で確保できる空間の広さが限られるので、うまく機能を組み合わせながら構成していく必要があります。
例えば、従業員の執務スペース確保がメインの場合は「執務室」+「給湯室&トイレ」
来訪者が多い場合には「受付」+「会議室、応接室」+「トイレ」
と言ったような形で、状況に応じて各機能の台数を調整できます。
もちろん途中で機能を変更したり、追加したり、削除したりと、臨機応変にボリュームを変更できる点は「建築物」にはないメリットです。
また、ひとつのモビリティハウスに複数機能を組み込むことも可能です。
モビリティハウスは住宅やホテルとしても機能しますので「執務室+給湯室+トイレ」程度であれば十分に対応できます。
会社の規模が大きく変わるのと同時に事務所に求められる大きさも随時変わりますので、常に最適な事務所空間を有することは従業員の職場環境整備という観点でも、事務所に係るコストを最適化するという観点でも重要だと思います。
モビリティハウスは事務所のどの機能にも対応可能であることを紹介しました。ただ、1台に大規模な空間を有することはできないので、原則的には個々の機能を有するモビリティハウスを組み合わせて構成させることで柔軟に事務所需要に対してお応えすることが可能となります。
都市部でも地方部でも”隙間”を活用した事務所活用が可能です
各機能に対応できることがわかりましたので、具体的にどんな場所にどういった用途の事務所として使えるのかを紹介したいと思います。
これには「建築物」と比較して強み・弱みを見ていくとわかりやく説明できますのでまずはその強み、弱みをお示しします。
◆「建築物」と比べた強み
・「車両」であるため建築不可・困難な場所に空間の創出が可能(開発規制を受けない)
ex. 開発終了敷地の一部、公園、駐車場など
・設置、撤去コスト(単価)が安い
・設置までの期間が早い(建築物の場合、工事の他に各種行政手続き期間を要する)
・「車両」の追加・撤去が容易にでき、常にニーズに応じたボリュームを提供可能
◆「建築物」と比べた弱み
・1台あたりの空間が小さい(10㎡〜20㎡程度)
・縦に積めない(容積率を高めることができない)
・耐用年数が短い(設置環境にもよるが10年程度)
以上の強み、弱みを見ると無論のことですが、ビル型の事務所を代用することはできません。つまりは大規模な本社機能を持つにはモビリティハウスは適さないです。ではどのような使い方が適するのか以下にご紹介させて頂きます。
既存ビルの敷地一部に受付事務所
都市部では容積率を使い切ってどうしても増築ができない、狭小な土地で到底建築物は建たない、などの悩みを持つ場所は多くあります。こうした場所こそモビリティハウスを用いて課題を簡単にかつ安く解決させることが可能です。
施設や倉庫、レンタカーなどの受付事務所として活躍できそうです。
公園内の管理事務所
公有地である公園では建築物の建築には様々な規制・制限がかけられていますが、モビリティハウスを活用することで多くの申請手続きを省くことができます。実際に、東京の代々木公園では派出所を公園内に設置したなどの事例も見られます。
運送会社の拠点事務所
運送会社さんは全国に多数の拠点をお持ちだと思いますが、拠点の多くは単なる更地にトラックを停車させるだけの場所が多いです。こうした場所にモビリティハウスによる拠点事務所を設置することで従業員、ドライバーの休憩所とも機能しますし、簡単な事務作業が可能なスペースを安価で生み出すことも可能です。
モビリティハウスを用いた事務所利用についてイメージを持っていただくことはできましたでしょうか。建築がそもそもできない場所、建築しようと思うと建築に係る各種申請が必要となる場所なんかはモビリティハウスとの親和性は非常に高いです。既に完成している建築物に付随させて少し機能を加えたい(増築)などのニーズにも非常によくマッチします。
また少しでもコストを抑えようと中古のトレーラーハウスを事務所転用しようとされる方も多いですが、弊社のモビリティハウスは中国の大規模工場で大量生産しているため、新品でも中古のトレーラーハウスと匹敵する価格でご提供が可能です。
少しでも可能性がありそうな場面がありましたら、まずは一度こちらよりお気軽にお問い合わせ下さい。