尾鷲市の濵田さんよりCOCORISMに対する熱いコメントをいただきました!
現在、当社が企画しております、ヒーリングをテーマとしたCOCORISM事業について、今回第一弾の舞台となる三重県尾鷲市の濵田さんより、事業に対するコメントをいただきました!大変熱い想いをこの事業に持っていただき、大変嬉しく思います。ツアーへの参加を検討されている方へのメッセージですので、是非ご覧いただけますと幸いです。
今回の実証事業が継続的なコンテンツに仕上げられるよう当社も全力で取り組んでまいりたいと思います。
新しい観光誘客のあり方と尾鷲への思い
皆さん、はじめまして。尾鷲市政策調整課課長補佐の濵田一多朗です。
今、私たちを取り巻く環境は大きく変化しようとしています。その一つが、新型コロナウイルス感染症の拡大であり、世界を震撼させ、地域経済に未曽有の大打撃を与え、更には、私たちの生活様式そのものものに変革をもたらそうとしています。そして、そうした状況において、私たち一人ひとりが変わらずに残り続けるためには、私たち自身が変化に柔軟に対応し、変わり続けていかなければならない、ということではないでしょうか。
それは、これからの観光誘客を考えた場合、もっと言えば、市の将来を見据えた場合にも当てはまるものであると思います。
本市では、2018年に中部電力尾鷲三田火力発電所が54年の歴史に幕を閉じるという大きな変化に直面し、63万4千㎡(東京ドーム約13.5個分)の広大な跡地活用をいかに地域活性化につなげることができるのか、という課題を突き付けられました。そして、その課題解決を図るために、尾鷲市、中部電力、尾鷲商工会議所の3者とオブザーバーとして三重県、三重大学がスクラムを組む形で「おわせSEAモデル協議会」を立ち上げ、「おわせSEAモデル構想」の実現に向けて取組を進めているところです。
「おわせSEAモデル構想」の詳細については省略させていただきますが、この取組を進めるなかで、「おわせSEAモデル協議会」として、跡地活用を見据え、これからの新しい観光誘客のあり方を考えたときに、今回の観光庁の「誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテンツ造成」実証事業を推進するためのパートナーとして組ませていただいたのが、以前に協議会に対し提案があった、株式会社ホークアイです。
それでは、なぜ、旅行プランを組んだことがない彼らとこの事業に取り組んだか。それこそが、彼らの言う「世界観」をもって、既成概念に囚われず、この尾鷲にある地域資源を活かし、そして、磨き上げ、唯一無二の旅行プランを一緒に創り上げることこそが、この尾鷲に「変化」をもたらし、そして、尾鷲にとって、新しい観光誘客のあり方を見いだせるのではないかと考えたからです。
私も、生まれ育った「ふるさと尾鷲」を何とかしたい、との思いで市役所に入庁してから早いもので20年が経過し、また、私の人生としても50年に近くなりました。
先日、この事業を推進するにあたり協力のお願いに伺った80歳の方から、「発電所がなくなり、ランドマークであった230mの煙突も撤去された。跡地活用も含め、この尾鷲を変えていくためには、まず、一人ひとりの「意識」を変えていかなければならない。」という言葉を聴き、心が洗われ、とても清々しい気持ちになりました。
それぞれの地域には、素晴らしい資源があります。それは、ともすると、私たちは、「世界遺産熊野古道」があります、海・山・川を活用したアクティビティがありますという、資源の側に立ち、「活かす」ということばかりに意識がとられ、その上で、点を線に、線を面につなぐと言いながら観光誘客を考えていたのではないでしょうか。
今回の実証事業では、この尾鷲に訪れていただく皆さんが、その目的を達成し、満足して帰っていただくために、資源を見つめ直し、そして、皆さんにより「活かされる」ことで、点が線に結ばれ、そして面につながることで旅行プランが創り上げられると思っています。
こうしたことは、あたり前のことかもしれません。しかしながら、そのあたり前のことが出来ていないからこそ、誘客につながっていないのではないかと私は思います。
変わらずに残り続けるために、私たち自身も変化に柔軟に対応し、変わり続け、そして、「ふるさと尾鷲」の再生に向け取り組んでまいります。
そして、この取組が皆さんとともに踏み出す新たな「一歩」につながることに感謝申し上げます。
COCORISM OWASE
今回尾鷲市を舞台に企画しております【COCORISM OWASE】の詳細はこちらです。
2021年1月24日まで申込を受け付けております。尾鷲ならではのヒーリングコンテンツを準備してお待ちしております。みなさまのご参加を心よりお待ちしております!